「昔話の中の理不尽」

子どもにとっても理不尽だと感じる世界はあるわけです。

ただ、大人なら理解できる世界でも子どもにとっては納得できないものにうつることもありますよね。

大人になってしまった私には、それは小さかった若かったせいだと思うわけです。

ただ、やはり子どもにとっては理解に苦しみますよね。

自分ではどうしようもないこと、納得できないことを柔らかく教えてくれた昔話たちが懐かしく感じられます。

例えば、親が村のために直訴状をもってお殿様の列に近づいたために捕まってしまった一家の昔話があります。

そして、一家で処刑されてしまうのですが、その中で張りつけ台の上で泣いて恐がる妹のために兄が面白い顔を見せておどけるのです。

妹も兄も直接は何もしたわけではありません。

でも一族の子どもだからと殺されてしまう理不尽さや悲しみが、子どもの頃はかわいそうでかわいそうでワンワン泣いてしまいました。

当時はそういう時代だったわけですが、今でも後味の悪さを感じます。

大人になって理不尽なことの多さに唇を噛むことも多いわけですが、せめて子どもたちには強くなってくれと願いながら昔話を語ってあげるしかないのかもしれませんね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする


コメントの入力は終了しました。